自己破産とは破産法という法律に基づいて、債務の返済ができなくなった債務者が申し立てることで開始される破産手続のことをいいます。個人の自己破産では破産申立と同時に免責許可の申立てをしたものとされます。要するに、自己破産を申 […]
事例別カテゴリー3のアーカイブ:
免責不許可事由とは何ですか?
免責不許可事由とは、その事情があった場合には、債務の免責が認められなくなってしまう可能性のある事情のことをいいます。具体的には、浪費(無駄遣い)、ギャンブルなどで多額の借金をした場合、財産を隠した場合、破産申立の1年前ま […]
免責不許可事由があれば免責される可能性はなくなるのでしょうか?
いいえ、免責不許可事由があっても、その程度、理由、現在の破産者の生活状況、反省の状況などを考慮して、裁判所が免責を認めてくれることもあります。これを裁量免責と言います。経験上、多くの場合、裁量免責されていますので、正直に […]
同時廃止とは何ですか?
破産手続は大きく同時廃止事件と管財事件にわけることができます。同時廃止事件とは、破産手続開始時点において、破産者に財産がなく、免責不許可事由がないことが明白な場合に、破産手続開始決定と同時に破産手続を終了させ、免責許可の […]
管財事件とは何ですか?
管財事件とは同時廃止事件と異なり、破産者に一定額以上の財産があった場合や免責不許可事由がの存在が疑われる場合に、破産管財人が選任されて破産手続が行われる破産事件をいいます。この場合、破産管財人に対して報酬を支払う必要があ […]
破産した場合、財産は一切残せませんか?
一定の財産は残せます。例えば、管財事件の場合、破産手続開始決定後に取得した財産(新得財産)や差押禁止財産、99万円以下の現金、自由財産拡張が認められた財産、管財人が放棄した財産などは残すことができます。
同時廃止と管財事件の選択基準はありますか?
はい。各裁判所によって運用は異なりますが、一定の基準が設けられています。大阪地裁の場合、現金及び預貯金が50万円を超える場合には原則として破産管財人を選任することとされています。また、現預金以外の個別財産が各20万円以上 […]
現預金以外の個別財産とは?
①普通預貯金以外の預貯金、②保険の解約返戻金、③積立金等、④賃借保証金・敷金の返戻金、⑤貸付金・求償金等、⑥退職金、⑦不動産、⑧自動車、⑨上記以外の動産、⑩①ないし⑨以外の財産⑪近日中に取得することが見込まれる財産、⑫過 […]
過払金とは何ですか?
過払金とは、法律(利息制限法)が定めた利率を超える利率の利息を支払っていた場合に、法律が定めた利率を超える部分について、貸金業者等に対して、「払いすぎた」として返還請求できるお金のことを言います。
今でも過払金請求はできますか?
借入利率、最終取引日から10年が経過していないかなどの事情によりますが、請求できる可能性はありますので、ご相談ください。